結論:日経平均株価は2026年4月に史上初の6万円を突破し、わずか2ヶ月足らずという史上最速のペースで6月には史上初の7万円台(72,353円)に到達しました。その後は9月にかけて6万円台後半で乱高下していますが、AI・半導体関連株が相場を牽引する構図は変わっていません。証券各社の年末予想は7万5000円前後が大勢で、最も強気なシティグループ証券は9万円としています。ただし予想には大きな幅があり、将来の株価を保証するものではありません。
史上最速の急騰タイムライン
まず、ここまでの推移を時系列で整理します。
| 時期 | 出来事 |
|---|---|
| 2026年4月23日 | 史上初の6万円突破(取引時間中)。史上最速ペースでの大台替わり |
| 2026年6月 | 史上初の7万円台に到達。72,353円まで上昇。6万円から2ヶ月足らずでの急騰 |
| 2026年8月末 | 6万円台で安定推移 |
| 2026年9月3日 | 4日続落、111円安 |
| 2026年9月4日 | 5日ぶり反発。米株高でAI半導体株に買い |
| 2026年9月7日 | 66,399.84円(前週末比+1,378.90円、+2.12%)。米SOX指数(半導体株指数)急騰を受け、AI・半導体の大型株へ買いが集中 |
| 2026年9月10日 | 65,270.95円(前日比+128.17円、+0.20%)。金利上昇不安で売り先行も、先物主導で上昇に転換 |
4月に「史上初の6万円」というだけでも大きなニュースだったのに、そこからたった2ヶ月足らずで「史上初の7万円」まで駆け上がったのは、後から振り返ってもかなり異常なペースです。9月に入ってからは一進一退で、7万円台からは一旦調整が入っている状態ですが、6万円台後半という水準自体は高値圏を維持しています。
なぜここまで上がったのか
複数の要因が重なっていますが、主なものを整理すると次のとおりです。
- AI・半導体関連企業の業績拡大期待:生成AIブームの追い風を受け、AIインフラを支える日本企業への評価が急速に高まりました。米国のSOX指数(半導体株指数)が上昇すると、その日のうちに東京市場でも連動して半導体関連の大型株に買いが集まる、という値動きが繰り返されています
- 円安の進行:2026年前半から夏場にかけて円安が進み、輸出企業を中心に業績の押し上げ要因になりました
- 海外投資家による積極的な買い:日本株全体への資金流入が加速しました
- 企業の好調な決算発表:業績面の裏付けが株価上昇を支えています
- コーポレートガバナンス改革への期待:2026年はコーポレートガバナンス・コードの改訂もあり、企業が積み上がった現預金を成長投資や株主還元に振り向ける動きが評価され、ROE改善への期待につながっています
証券各社の年末見通し
2026年9月時点で各証券会社が示している日経平均の年末予想は次のとおりです。
| 予想 | 証券会社等 |
|---|---|
| 7万5000円前後 | 大勢(複数社) |
| 8万円 | 大和証券 |
| 9万円 | シティグループ証券(最も強気) |
並べてみると分かるとおり、同じ時期の予想でも7万5000円から9万円まで1万5000円もの開きがあります。「プロの予想」といっても幅があるものだ、という前提で見るのがよさそうです。当然ながら、これらの数値はあくまで予想であり、実際の株価を保証するものではありません。
個人投資家はどう向き合うか
以前、日経平均5万円でも積立投資を続ける理由という記事を書きましたが、あの時点から日経平均はすでに2万円以上も上に来ています。「高値掴みが怖い」という気持ちは、5万円のときよりもむしろ強くなっている方が多いのではないでしょうか。
筆者自身のスタンスは、この点に関して変わっていません。インデックス投資については、9月のような短期的な乱高下(1日で+2%、翌週には売り先行、といった値動き)に一喜一憂せず、機械的に積み立てを継続することを心掛けています。相場が急騰したからといって積立額を増やしたり、逆に下落局面で積立を止めたりといった、値動きを見ての判断はしないようにしています。
これは「今が買い時だから積み立てるべき」という話ではなく、むしろ逆で、「今が買い時かどうかを自分で判断しない」ための仕組みとして積立投資を位置づけている、という考え方です。AI・半導体相場がこの先も続くのか、それとも過熱の反動が来るのかは筆者にも分かりません。だからこそ、短期の値動きに振り回されない機械的な積立という運用方法を選んでいます。
まとめ
日経平均は史上最速のペースで6万円→7万円と駆け上がり、その後は6万円台後半で乱高下しながら高値圏を維持しています。牽引役はAI・半導体関連株で、証券各社の年末予想は7万5000円〜9万円と強気な見方が多いものの、幅も大きく将来を保証するものではありません。個人投資家としては、こうした相場の動きに一喜一憂して売買判断を変えるのではなく、機械的な積立を淡々と続けるという選択肢もある、というのが筆者の考えです。
免責事項
本記事は日経平均株価の推移・相場環境に関する一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄や投資行動を推奨するものではありません。証券各社の見通しは執筆時点(2026年9月)のものであり、将来の株価を保証するものではありません。投資に関する最終的な判断は、必ずご自身の責任において行ってください。詳しくはプライバシーポリシーをご覧ください。

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