結論:株を「何株買うか」は、銘柄選びと同じくらい重要なのに、意外と「なんとなく100株」「値ごろ感」で決めている人が多いテーマです。今回、資金・エントリー価格・損切り価格を入れるだけで適正な株数を自動計算するポジションサイズ計算機を自作して無料公開しました。自分の自動売買システムで実際に運用しているリスク管理のルールをそのまま組み込んでいます。
ポジションサイズとは何か
「ポジションサイズ」とは、1つの銘柄にどれくらいの金額(株数)を投じるかということです。同じ「損切りライン-10%」の銘柄でも、資金の10%だけ投じるのか、50%投じるのかで、実際に食らう損失は5倍違います。優れた売買シグナルを見つけても、ポジションサイズの決め方がブレていると、トータルの成績は安定しません。
自分で計算すると意外と面倒
ちゃんと考えようとすると、次のような計算が必要になります。
- この損切り幅なら、資金の何%までリスクに晒していいか
- 1銘柄に資金を集中させすぎていないか(資金上限のチェック)
- 単元株(100株単位)に丸めるといくらになるか
毎回電卓とにらめっこするのが面倒で、結局「なんとなく100株」に流れてしまう——という経験がある人は多いのではないでしょうか。
ツール紹介:ポジションサイズ計算機
📐 ポジションサイズ計算機(calc.this-is-how-i-roll.com)
資金・エントリー価格・損切り価格を入力するだけで、適正な株数を自動で計算します。サーバー・会員登録は不要、ブラウザだけで完結します。
計算の考え方
推奨株数は、以下の2つの軸のうち小さい方を採用しています。
| 軸 | 考え方 |
| リスクベース | 損切りに引っかかった場合の損失額を、資金の一定%(デフォルト2%)に抑える |
| 資金上限ベース | 1銘柄への資金集中を防ぐため、資金の一定%(デフォルト25%)を上限にする |
このデフォルト値(許容リスク2%・ポジション上限25%)は、実際に自分の日本株自動売買システムで運用しているリスク管理ルールをそのまま参考値として設定しています。もちろん、資金規模やリスク許容度は人それぞれなので、両方とも自由に変更可能です。
使い方(3ステップ)
- 総資金を入力する
- 銘柄名・エントリー価格・損切り価格を入力して「追加する」
- 推奨株数・購入金額・損切り時の損失額が即座に表示される
複数銘柄を同時に管理できる
1銘柄だけでなく、複数のポジションを一覧で管理できます。合計の投資予定額・資金全体に対する比率・残り投資可能資金がひと目でわかるので、「気づいたら資金を使い切っていた」という事態も防ぎやすくなります。
注意点
現時点では、一般的な100株単元の個別株を前提にした計算になっています。ETFの単元例外や単元未満株には今後対応予定です。また、あくまで機械的にリスク管理の考え方を計算する参考ツールであり、投資判断は必ずご自身の責任において行ってください。特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。
まとめ
ポジションサイズは地味なテーマですが、トレードの成績を安定させるうえで軽視できない要素です。よかったら使ってみてください。

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