ANYCOLOR(エニカラ)損切り報告。30万の損失から学んだ『敗者のゲーム』の真髄

資産形成

結論:以前このブログでANYCOLOR(ANYCOLOR、5032)の長期保有を宣言していましたが、約30万円の損失を確定させて全株を売却しました。この記事は、その反省と、チャールズ・エリス『敗者のゲーム』を読んで自分の投資方針を立て直した記録です。

以前、私はこのブログでエニーカラー(ANYCOLOR)の将来性を熱く語り、ガチホ(長期保有)を宣言していました。しかし、その裏でひっそりと全株を売却していました。宣言を撤回する形になったこと、そして30万円という損失を確定させたことを、まずお詫びします。なぜこの「撤退」を選んだのか、その背景には一冊の本との出会いと、自分の投資目的を見失っていたことへの反省がありました。


1. 『敗者のゲーム』が教えてくれた「自滅」

自分の過ちに気づかされたのは、チャールズ・エリスの名著『敗者のゲーム』を読んだことでした。エリス氏は、投資を「アマチュアのテニス」に例えています。

  • プロのテニス:強力なサーブや鋭いスマッシュで自ら「勝ち」を取りに行く「勝者のゲーム」。
  • アマチュアのテニス:どちらかがミスをして自滅するのを待つ「敗者のゲーム」。

アマチュアの試合では、得点の大半が「相手のミス」によるものだといいます。つまり勝つために必要なのは、華麗なショットではなく「いかにミスをせずボールを返し続けるか」だけ、という考え方です。

※以下の書影はAmazonアソシエイト(アフィリエイト)リンクです。

チャールズ・エリス『敗者のゲーム』の書影

私のエニーカラーへの投資を振り返ると、30万円の損失の原因は市場でも運でもなく、自分の実力を過信して「一発逆転のスマッシュ(個別株への集中投資)」を狙い、自滅したことにありました。「ミスをしない」という投資の基本を忘れ、自ら負け筋を作っていたのです。


2. 目的の迷走:PayPay優待から始まった「配当の沼」

私が投資を始めた本来の目的は、シンプルなものでした。

  • 主目的:インデックス投資(投資信託・ETF)で長期的に資産を育てること。
  • 副次的な楽しみ:ソフトバンク(9434)を100株保有し、株主優待のPayPayポイントを生活の足しにすること。

ところが、いつの間にか「配当金が口座に振り込まれる快感」に目がくらみ、「買い増せば配当が増える」「もっと利回りの高い個別株がある」と欲を出した結果、ポートフォリオは当初の堅実なインデックス運用から、管理しきれない個別株の寄せ集めへと変わっていました。リスクを抑えるはずが、目先の配当に釣られて自らリスクを広げていたのです。


3. 個別株の整理と、インデックスへの回帰

『敗者のゲーム』を読み終えた私は、個別株の整理を決めました。エニーカラーを含め、目的がブレて保有していた個別株はすべて売却。残したのは、当初からの方針どおりソフトバンク100株(PayPay優待用)のみです。

整理した資金は、すべてNasdaq100連動のインデックスに移しました。個別企業の浮沈という「予測できないミス」を減らし、指数全体の成長に乗る。これが私なりに行き着いた「ミスをしない返球」の形です。

今回の損切りで失った30万円を取り戻すのは簡単ではありません。しかし「早く取り返したい」という焦りが次のミスを呼ぶので、あえて時間をかける道を選びました。

※その後、手放したANYCOLOR自体の業績や株価がどうなったのかは、別記事「ANYCOLOR(5032)の決算を読む|過去最高益なのに株価が1年で4割下がった理由」で決算数値をもとに整理しています。

長期積立投資のイメージ画像

4. まとめ:アマチュアの「負けない戦略」

個別株投資を否定するつもりはありません。ただ私のようなアマチュアにとっては、「市場に、ただボールを返し続けること(インデックスを保有し続けること)」のほうが自分に合っていた、というのが今回の学びです。配当を望むなら、個別銘柄を追うより分散された高配当ETFという選択肢もあります。1社のミスでゲームセットにならない仕組みを持つこと。それが私にとっての「負けない戦略」でした。


今回の俳句

内緒して 損を確定 恥の上
ナスダック 信じて進む 明日の糧
個別株 甘い誘惑 捨ててこそ
ミスをせず ネットを越える 球の道
焦らずに インデックスで 勝機待つ

免責事項

本記事は筆者個人の体験と感想であり、特定の銘柄・金融商品の売買や投資行動を推奨するものではありません。投資に関する最終的な判断は、必ずご自身の責任において行ってください。本記事にはAmazonアソシエイトによるアフィリエイトリンクが含まれます。詳しくはプライバシーポリシーをご覧ください。

関連記事

▶ トップページへ戻る

コメント

タイトルとURLをコピーしました